17.塩池

この上空からの写真で目を引くのは、真ん中に見える塩田の景色です。その蓋の外された大きな白い塩田が、まるでアイシャドウのパレットそのものを思わせるような印象的な景色となっています。塩田の周りには細かな水路が走り、塩の結晶が析出するための適度な水分を供給しています。この地域の塩田は恐らく乾燥した内陸部にできた天日製塩場で、人工的に作られた構造物なのでしょう。日射しの強い場所を選び、海水を張り潮風に当てて天日で干上がらせることで、最終的に塩の結晶を析出させる方法です。淡い灰色と真っ白の対比が印象的ですが、よく見ると塩田の周囲に集落が点在していることがわかります。人間の知恵と自然の営みとが巧みに組み合わされ、経済活動に結びついていることが見て取れます。一見人工的でありながら、実はこうした塩田の存在自体が自然の恵みによるものだと言えるでしょう。
著者について: ほこら鳥
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